2013年4月24日水曜日

2013年 第11回 初回会議(2013/4/14) レジュメ、議事録を掲載いたしました。

LINK展初回会議(2013/4/14) レジュメ、議事録

リンク展関係者様 各位

初回会議は主に、LINK展11のテーマについて話し合われましたので、
ここに会議レジュメと議事録を掲載いたします。

以下が会議のレジュメです。



2013/4/14
LINK展11 第一回出展者全体会議

議題内容                               
◇第11回LINK展実行委員会の体制
◇運営スケジュールの説明
◇今回展テーマについて
◇質疑応答
                                               

◇第11回LINK展実行委員会の体制
 実行委員長    貴志在介
 副実行委員長  池田宏介 鈴木杜央
 会計        サジ・トモコ
 広報        ヤマゲン・イワオ
 総務        上阪伸之介

                                              
◇運営スケジュール
4
14日 第一回出展者会議(テーマについて)

5
月中旬 募集要項完成 発送 募集開始 (協賛依頼開始)6月末日 応募締切 協賛締切
      出展者にDMに記載されているご自身の名前を確認(メールにて)      展示場所希望受付、作品サイズを実行委員会まで(メールにて連絡)

7
20日 DM最終チェック、完成、入稿

8
4日 最終会議
 ・DM配布
 ・アートカウンシルにDM委託(タッグシール貼り) ・展場所確認(調整) ・搬入に関する注意事項

8
月中旬以降
 ・ギャラリー回り
 ・DM発送
 ・最終展示場所報告(メール・ブログにて)

9
23日 搬入

9
28日 合評会、打ち上げ

9
29日 搬出

10
月中旬 反省会
 ・会計報告

                                              

◇今回展テーマについて
私たち人間は自然や社会との相対的な関係の中で
無意識に何かの選択を迫られ生活を送っています。
テレビを点けると福島原発事故の影響が報道されています。
飛散した放射性物質の影響下で生活をしなければならず、
しかし、それは直ちには目に見える変化として表われることはありません。
表われない内に恐怖すら意識しなくなることもあります。
ですが、それは確実に私たちの毎日の生活に(行動や事象に)影響を与えています。
これは放射能に限った問題ではなく、私たちの無意識下に潜伏する全ての
事柄に対して言えるのではないでしょうか。
我々に潜伏するものは知らず知らずのうちに我々に影響を与えているのです。

またそこから起こる行動や事象の行きつく先は何なのかを
考えてみてはどうだろうと思い至りました。
この社会において、あなたの言動は知らぬなにかの存在によって左右されている、
それはあなたの無意識下に潜伏しているなにかのせいなのかも知れません。
また、あなた自身、この社会のなかで潜伏者なのかも知れません。

あなたの行動一つが地球の裏側の人たちにどう影響するか、
何を選択させているのか、
表現者として、絵の具の一筆を引く、その一筆は何ものが描かせているのでしょうか。
それらを踏まえ、表現者として、社会、ひいては人と向き合い、
また現在から将来へと思いを馳せてみようと思います。


候補にあがったテーマ
incubation (潜伏)  
 (伝染病などの)潜伏  /  抱卵ふ化;保育;培養


                                                           

実行委員会連絡先
メール linkten_2003@yahoo.co.jp
ブログ http://linkten.blogspot.jp/
LINK展オフィシャルサイト http://link-ten.com/






ここからは議事録です。




11LINK展 第一回出品者会議 まとめ

日時・場所
2013414()18
ひと・まち交流館 和室

参加者(順不同)(敬称略)
実行委員
・貴志 ・ヤマゲン ・サジ ・上阪 ・鈴木

出品者
・石田 ・山徳 ・副島 ・平賀 ・廣田 ・大矢 ・橋田 ・増田 ・小暮
・福家 ・夢屋 ・ニャン ・宮田 ・中村 ・橋本 ・菊池 ・石上


11LINK展実行委員会の体制
   実行委員と出品者の自己紹介。質疑なし

運営スケジュールの説明
   記事の通りに展開。質疑なし

今回展テーマについて

   主な発言と流れ

・テーマの説明で、第一パラグラフ(段落)の内容と潜伏というテーマとのつながりがわかりにくい。(小暮) 私はテーマの内容についてはこれでいいと思う。ただincubationという言葉の意味をもう少し知りたい(廣田) incubationでは潜伏という意味は真っ先には浮かばない。むしろ潜伏という日本語を変えたほうがいい(平賀)

・テーマの説明の文章が長すぎるのでは(宮田) あくまでもたたき台なので(貴志)

3回展でのテーマにからめた話。3.11以降2年以上たって潜伏していたものが出てきた。それと表現としての潜伏というテーマ性をからめているのはいいと思う。(宮田)

incubationで潜伏に結びつかないなら英語を変えてもいいのでは(中村) ―latencyというのもある(貴志) ―hideというのも出てた(橋本)

・東北の被災地の話。マスコミの報道のありかたについて。被災者が本当に求めているものとは?増田さんの小水力発電の話。(宮田) 復興とはどういう状態を言うのだろう(夢屋) テーマをあまり復興とかに限定する必要はないのでは。与えられたテーマに作家が反応するべきで、福島を入れることで言いたいことが薄まっている気がする(橋本)

・潜伏されているものはほかに何があるのか(ニャン) 人が目を背けるようなもの、裏世界、浮浪者、いろいろあると思う(夢屋) 恋愛感情とか(ニャン) 各人の中にいろいろなものが潜伏していると思う(貴志) それはコントロールできるものなのか(廣田) それは社会によってコントロールされているかもしれないし、逆に自分のほうに社会というものが潜伏しているかもしれない(貴志) 

・やはり潜伏という言葉にはどうしてもマイナスのイメージを感じる(廣田) そうですね(平賀) 原発事故以後、みんな考え方が変わったと思う。潜伏というよりは新しい真実と出会ったというほうが近いのでは(大矢) 潜在、潜伏というよりは顕在化した(宮田) ただ顕在はちょうど他の展覧会でも使われていたので(貴志) 

・少し話が大きくなりすぎている気がする。展覧会の規模などを考えると、もっと地に足のついたテーマを考えるべき。文章が長すぎるので4~5行でまとめてあればいい(宮田)

・アンネ・フランクの話(廣田) オクルタス(occultus. オカルトの語源。隠されたものの意)はどうか(橋田) かくれんぼはどうか(夢屋) もっと明るい内容ということですか(貴志)

   (休憩)

    (休憩後)

・潜伏者はどうかという意見もあるのですが(貴志)

・潜熱はどうか(石田) いいと思う(中村・橋本)

・潜熱はかっこいいと思うが物理学の用語なので一般の人にはわかりにくいのでは(石上)

・潜熱というのがなじみがないなら潜む熱はどうか(橋本) 潜む熱でもいい(宮田) テーマとしては潜熱でも潜む熱として言葉が表に出てきて、それについて説明がいつものようにあればいいのでは。それとこのテーマに対する思いの文章があれば伝わるのでは(橋本)

・熱じゃなくても潜む意志とか潜む熱意とかそうやって言葉をつくってやってもいい(石上) 潜む熱がいい。熱という部分が特にいい(廣田)

・潜むに行うの潜行でもいいとは思いますが(増田)

・それだったら航海の航(潜航?)のほうが楽しそう(夢屋)

・ただ潜む熱という言葉が出ることによってもともとの福島から出発したテーマ性が薄まることはないか(宮田) かえって高まると思う。熱というと巨大なエネルギーがたまっているという風に解釈できる。熱という言葉はいい意味悪い意味どちらも対応できる(廣田)



質疑応答

・美術館料について(宮田) 来期から上がります(貴志)


以上 
     
                             (議事録作成/副実行委員長 鈴木杜央)